気ままにオト画像


手持ちの機種






パイオニア 『PROJECT 700』


2005年5月まで使用したシステム・コンポ。購入当初は結線ミスでラジカセ並みの音しか出ませんでした。
聞くところによると、注文したのは本来、プリメインアンプが『SA‐6800Ⅱ』であるはずなのに、店の人が間違えて1ランク下の『プロジェクト500』のアンプ『SA‐6600Ⅱ』を届けてしまったと言うのです。
そんな経緯もあり、さらに新しいのを買わせようと企んだのか、間違ったのか定かでないけれども、うちら素人で何も知らないことをいいことに、手間を取らせた腹いせに、わざと「+」と「-」を逆につないでいったとも考えられます。もっとも、ステレオ購入時、僕は不在だったので状況は何もわかりませんでしたが。今思うと、ちょっとしゃくですね。

それからしばらく経って、部屋の模様替えや配置換えとかしているうち、ただならない状況にようやく気づいたのでした。普通に鳴ったときは本当にうれしかった。
しかし、音が良くなってもめっぽう明るく、落ち着きのあるクラシックとかには向いているのですが、J・ポップのボーカルなどキンキンしてカン高いのが少しだけ気がかりで・・・当面の課題でした。

現在は、CDプレーヤー、ビデオデッキ、G・イコライザーとシステムアップを重ね・・・
スピーカー『CS-F700』とレコードプレーヤーはそのまま。アンプ、チューナー、カセットデッキをヤマハの機種に変えて楽しんでおりますが、スピーカーだけは、性能のよく似た衝撃の協働社デパート 『CS-E600』に足を引っ張られ、いまだどうしても取り替える気にはなれません。



ヤマハ 『AX-596』


中でも、「コンティニュアス・ラウドネス」の特殊なツマミがお気に入りのこのアンプ。
購入前、カタログとかを見るなり、ドンシャリのそうとうハデな音を想像していたところ、予想は見事にはずれて実におとなしいものでした。それまでのパイオニアの明るさ一点張りのアンプとひと味違って、ゆったり穏やか。スケールの大きな分厚いサウンドにただオロオロするばかりでしたが、現在は、スピーカー『CS-F700』ともとても相性がいいみたいで、ラウドネスをかけた時のJ・POPの乾いてはじけるような重低音は、まさしく僕好み。憧れの協働社デパートを彷彿とさせる・・・そんな気さえします。
   パイオニア 『SG-70』


グラフィック・イコライザー・・・
見るからに、いかにもメッチャおもしろそうな装置なのだが、実際に使ってみないとそのおもしろさはなかなかわかってもらえないと思うけれど、とにかくおもしろくておもしろくてしょうがなかった。特に旧アンプ時代は、憧れの協働社の反響しない音の再現はもちろんのこと、「64Hz」での重低音の強化、「2KHz」でのヴォーカルのカン高さの軽減、「8KHz」でのシンバル音の増減などその他いろいろで、変化もいちじるしく、貧弱だったはずのスピーカー『CS-F700』の音が驚異的に改善されたような気がしたのでした。



テクニクス 『SB-X01』


かなりあとで購入した小型スピーカー。天井につるし、イージーリスニングなどのんびりと聴きたくて買ったはずなんですが、理想に反し、低域寄りの分厚い音が飛び出してきたので一時戸惑いました。
現在は、ヤマハのアンプ『AX-596』でドライブ。シスコン時代のパイオニア『CS-F700』に近く、小型とは思えぬレンジの広さ。非常に締まりの良い自然なサウンドが特徴。アンプを交換し、金属的でしかなかったシンバルの音に厚みを増して、ただでさえふくよかなのに、隅につるしてあるせいか低音がさらに持ち上がり素晴らしくふくよかに鳴ります。特にFMの民放ラジオは、にごり少なく、すごくいい感じでくつろげます。







パイオニア 『A-40AE』

ヤマハ 『NS-1000MM』


現在は、パイオニアのアンプ『A-40AE』(上)に繋ぎ、寝床に置いて使ってます。
しかし、旧アンプ『SA-6800Ⅱ』のときはめっぽう明るく素直な音色で、どちらかというとクラシック向きだったんですが、・・・
『A-40AE』になって、最新技術を駆使したクリアーでワイドな音質へと様変わり!特にラウドネスをかけたときが著しく、このスピーカーらしからぬ人工美とでもいうべきシャープでしっとりまろやかなサウンドは、洋室でのヤマハ『AX-596』からはなかなか聴き出せそうもないので、ちょっとしたおもしろさを感じてます。



(イラスト)

ONKYO ミニコンポ 『D-NFR7』スピーカーシステム


茶の間に置いて使ってます。高音はごく控え目で、素直で厚みのあるボーカルや、まろやかで刺激少ない低音は、いかにもバスレフ型スピーカー付属のミニ・コンポらしく、レンジもせまいせいか、わりと聴き疲れしないっていうのかな。ただ、大音量だとどうしてもヒステリックになるところもあるようです。






システムコンポ・その他




アイワ 『セット・ステレオ』


ステレオの原点! 幼いとき祖父母の家にあったのは確かこんな感じでした。
電気的とでも申しましょうか、真空管特有の実にあたたかい音がしていて、「遊星少年パピイ」、「冒険ガボテン島」、バーブ佐竹の「女心の唄」なんかをかけてもらいました。



(イラスト)
パイオニア 『セパレートステレオ FD-6600(?)』


僕がパイオニア『プロジェクト700』を購入してちょうど翌年の春、・・・
親戚の家で聴かせてもらったステレオはたぶんこんな感じだったと思います。僕の初期の携帯ラジオのような音に対して、超豪華な分厚い音にショックを受け・・・見た目も豪華でした。周りのソファーともすごくマッチしていたのを思い出します。

ちょっと低音出すぎでないの!?
その時、これが本来のステレオの音なのに、おかしいのは自分のステレオのほうだったとはまったく気づかず・・・。
結線ミスに気づいたのはそれから約1年後のことでした。

(PIONEER)
パイオニア 『PROJECT 7』


ステレオを買う1ヵ月くらい前だったと思います。長崎屋デパートで見かけました。残念ながら音は聞けなかったのですが、機能美と申しましょうか、マホガニー調でまとめた、いかにも勇壮で貫禄ある姿に圧倒され・・・こんな豪勢なステレオ買うなんて、その時はまだまだ夢のような話でした。

(PIONEER)
パイオニア 『PROJECT 300』


長崎屋デパートで見かけました。音も聴きました。
明るくてキレイな音・・・だった気がします。

そして、いよいよ買う段になって・・・
ほかのと比べると、何よりデザインが洗練されていて、すごいコンパクトで扱いやすそう!ってことで、はじめは、これがいいかな、とか考えながら・・・
でも、どれにしようか、ソニーにしようか、ビクターにしようか、テクニクスにしようか、・・・・そうとう迷いに、迷いました。

 (PIONEER)
パイオニア 『PROJECT 500』


総合50wものプリメインアンプと、25㎝2ウェイスピーカー搭載ほか、見るからに、いかにも爽やかなこのシステムコンポ。手持ちの「PROJECT 700」が、接続ミスが解消されても尚、バランスとるのにやたら苦労させられたのに対し、「どんなプログラムソースにもマッチする自然な音質がテーマ・・」と、カタログに記載されてある通り、中でも一番バランスとれて非常に聴きやすいサウンドだったのではないか!?と想像しております。

(PIONEER) 
 パイオニア 『PROJECT 700』(タテ型)


僕が購入したのはヨコ型だったのだが、決め手はそうとう悩んだわりに、ごく単純なものでした。確か、カセットデッキのボタンがほかのメーカーのものよりキレイにズラッと並んでいる辺りが気に入った・・・そんな覚えがあります。しかしまた購入後、まさか接続ミスに見舞われていたとは!? 2年間くらいはまったく気づかずにおりました。

(PIONEER)




パイオニア 『PROJECT 900』


音楽室の、いまだ複雑な思いを断ち切れぬパイオニアのシステムコンポ『プロジェクト900』。
学校のヤツと同じのは欲しくなかったので、悩んだ末、自分は1ランク下の『プロジェクト700』を購入した、・・・まではよかったのですが、
学校のはなぜか憎らしいくらいにいい音!!
自分が半端な音しか出ないステレオを持ってみて当然の感想でした。


ちなみに、『CS-F900』スピーカーには2種類のタイプがあるらしく、音楽室のスピーカーもちょうどこのタイプで、どうやら先に販売されたものらしいのですが、ここでちょっと疑問に感じたのは、このように青味がかって、ツイーターがわずかに上にズレている機種を、ネット画像ではまったく見かけないことです。ずっとこれが標準かと思ってましたが、意外でした。
 
(TRIO)
 トリオ 『ST-C7』


「トリオがつくりました。きょうの生活を考えたオーディオシステム、イノベーター。」

トリオご自慢の機能はもとより、先練されたデザインがまたとても美しく、加えて、周りのインテリアにも気を配ったきわめて上品なステレオだったと思います。

(Victor)
ビクター 『CREATE-D77』


ビクターといえば、例の小犬のマークがたいへん印象深く、僕にとっても、昔からわりと馴染みのメーカーなんですが・・。‶音のビクター〟といわれるだけあって、実によく聴かせるというところがありましたから、・・・これは、ますますもって3ウェイでの38センチ・ウーハーとはいったいどんなものだったのか、一度は聴いておきたかったですね。

(SONY)
ソニー 『Listen-2000MarkⅡ』


洗練極めたパイオニアとかと違って、こちらは中身で勝負といった姿勢をうかがわせる遊び心いっぱいのソニー屈指の自信作。サウンドにかけては、おそらくこの中でいちばんの実力機だったのではないでしょうか。
 
(SONY)
  ソニー 『Listen-v1』


この時期、リスンの最高峰といわれた機種。組み合わせ価格がなんと30万円以上もしました。スピーカー『SS-5050』など、「長岡鉄男の日本オーディオ史」にも載るくらいだから、そのサウンドたるや、どんなにか素晴らしかったんでしょうね。



(Technics)
テクニクス 『V55』


今もアンプだけ少し気がかり。・・・憧れの協働社レコード売り場にあったヤツとよく似ているからです。
そういえば、ステレオを買う半年くらい前にこれとよく似たタテ型の機種を、「高2コース」の雑誌で見かけた記憶があります。さすが、コンポの星! ステレオもずいぶん進歩したものだなぁ、と思って、ただ漠然と眺めてました。


(Sansui)

サンスイ 『TARGET-07』


ステレオを購入してずっとあとになりますが・・・店で見たのは、はたしてこの機種だったかどうか!?全然覚えてないのですが、良い意味で、八神純子のあたかも糸のような、か細い歌声が非常に魅惑的だったし、その頃の傾向として、音も外観もとにかく明るさに満ちて眩い限りのものでした。

以上、システムコンポ群はカタログが存在するだけで実際にはほとんど聴いたことないのですが、なぜでしょうか、ほかのがヤケによく見え、眺めているだけでうれしくなってしまいます。
あぁ、やっぱ外見だけで決めちゃったのがまずかったなぁ。今さらあとの祭りですけど、正当な買い方ではなかったと反省しています。できたら、ここにあるもの全部聞き比べ、もっと慎重に選んで買うべきでした。
そんなこんなで電気屋の結線ミスとかもあり、いい音出すのにそうとう道草くってしまいましたが、上記の『PROJECT-700』買ってそんなに後悔はしてないし、当初、オーディオに関してまったくの無知で、ゼロからのスタートでしかたなかったのだ、と割り切っております。






僕が出会った名スピーカーの数々




(イラスト)
パイオニア 『CS-E600』


秋田の協働社デパート・レコード売り場の天井に掲げてあったスピーカーシステム。僕にとってオーディオの元祖と呼ぶべきもので、めちゃくちゃ衝撃を浴びた機種。
ご覧のように、画像は僕が独自に作成したイラストです。協働社の、中のユニットがわずかに透けて見えていたのに対し、『CS-E600』の実際のネット画像をよく見ると、丸いユニットが全然見えなかったり、「PIONEER」のロゴマークももっとカッコよかった気がしたり、で・・・ほんとうに『CS-E600』だったのかどうかは、いまだ不明のままです。
それと、そこで使われていたアンプは、四角いマークが付いていたことからおそらく松下製だったのではないか、と。ちょうど『SU-2700』によく似ておりました。

それはデパートでしか聴けない特殊なサウンドだったと思うのですが、外観は僕のよりずっと古くさいくせに素晴らしくいい音で、ブライトな重低音を響かせていたのが非常に衝撃的でした。
あとでレコード売り場を4階へと移動した時、売り場自体の部屋がわりと狭く仕切られていたせいなのか、あのブライトな重低音もどこへやらといった感じで、一般家庭で聴く、ごく普通の音に戻っていたのはまったく不思議な現象でした。やはりナローレンジで厚みがあってかなり古ぼけた感じの音だったので、逆にホッとしました。



ビクター 『ZERO-3』


オーディオにのめり込んでからの出来事・・・
とあるオーディオ店に立ち寄った際、・・あまり覚えてないのですが、確かにビクターのアンプ『A-X5』でドライブされていて、とにかくシンバルの音などいかにも繊細かつ緻密な感じの、すこぶる豊麗なサウンドだったと記憶しております。

そんなビクター自慢の新機種を、今度はなんと従弟の家で聴かせてもらえるのかと思うと、もー、たまらなく嬉しくて!
こちらはまた負けず劣らずすこぶる豪華な組み合わせで、サンスイの『AU-D607』アンプの透明な音質に支えられた『ZERO-3』のそのサウンドはまさしく都会的ともいうべきもので、僕のよりはるかに優れていてすごい悔しかったけれど、低音の迫力も申し分なくカッチリしていて、何よりリボン・ツイーターの澄んだ高音がとても魅力的でした。それまで味わったことのないクリアーでふくよかな歌声に僕はうっとり酔いしれ・・・八神純子のセクシーさに思わず笑みをこぼしてしまうのでした。
しかし同じスピーカーでも、アンプによってこうも音が変わるものかと、ちょっと不思議な気がしたものです。
   サンスイ 『SP-LE8T』


静岡に越してきて間もない頃、とあるデパートのレコード売り場で見かけました。見た限り、きっとこの機種だったと思いますが、もし違ったらごめんなさい。
とにかく明るくバンバン!憧れの協働社とそっくりの反響しないブライトな低音を響かせていたのには、僕もびっくり! さらにアンプには、なんと僕のパイオニア『SA-6800Ⅱ』が使われていたので、2度びっくり!! 本当にうれしかったというか何というか、自分はそれまでG・イコライザー使ってもなかなか出せなかったあの音がすんなり聴けてしまったのだから。これで長年の謎がいっぺんに解けたのでした。要は250Hz付近での、だだっ広いデパートと、一般家庭の狭い室内における響き方の極端な違いにあったんですね。

   パイオニア 『CS-F45』

システムコンポ『「SYSTEM45』などに使われていたスピーカー。
静岡に越してきて数年経ったある日、とある中古屋で見かけました。フランク・プゥルセルのLP《恋のベネズエラ》を聴かせてもらったんですが、ちょっと悔しいながら音的にもスタイルよくて中音域は出しゃばらず伸びもよく自然で、また、オールコーン紙のためか『CS-F700』よりもわずかにバランスよかった気がします。



パイオニア 『CS-7000』


パイオニア・システムコンポ『プロジェクト7000』のスピーカー。
僕の『CS-F700』と比べると、ユニットがコーン紙で統一されているせいか音の出方がわりあいスムーズ。その時、世良正則の「燃えろいい女」が流れておりましたが、押し出しの良い中高音と、カチッと引き締まった低音がたいへん印象的でした。



パイオニア 『CS-F77A』


パイオニア・システムコンポ『プロジェクトX77』のスピーカー。
オーディオショップで聴いた「サザンオールスターズ/いとしのエリー」は、プリとメインに分かれたセパレートアンプの実力でしょうか、僕の『プロジェクト700』の音と全然違って、高音低音ともに伸びがよく、桑田圭祐のヴォーカルもきわめて明快! 耳を疑うくらいキラキラ輝いて音全体が非常に華やかだったのを覚えています。



パイオニア 『S-180』


当時、広告に記載された「音像リアリズム」というフレーズに惹かれ気になっていたところ、オーディオ店で運よく本機を聴く機会に恵まれ・・・音が出た瞬間、ほんとにスピーカーが消えちゃうんだろうかというので興味津々だったんですが、期待したわりに大したことなく普通に穏やかで派手さもなく、ごく自然で、特に厚みのあるヴォーカルが持ち味だったようです。もし僕のヤツが壊れたらこれに切り替えようかと考えた時期もありました。



パイオニア 『S-933』


前述の『S-180』とは対照的ともいえるようなドンシャリ風のサウンドで、シンバルなどパーカッションの再現にすぐれ、ハード・ロックが緻密にド派手にガンガン鳴っていたように記憶しております。



パイオニア 『S-100』


あくまでも自然さ指向のサウンドで、パーカッションの音離れもよく明るく素直で、何より軽やかな感じで鳴っていたのが強く印象に残ります。



ダイヤトーン 『DS-35BMKⅡ』


ジャスコ・デパートのレコード売り場の天井に掲げてあったスピーカーシステム。
そこでは伊藤つかさや松本伊代のヒット曲なんかが流れていたわけだけど、パイオニアのアンプ『A‐8600X』でドライブされたそのサウンドはまさにメタリックそのもの。ベールを一皮も二皮も剥いだような感じで全然濁りがなく透明で、かなり硬質なイメージだったと記憶しております。



ダイヤトーン 『DS-32B』


前述の、ひとまわり大きな『DS-35BMKⅡ』とはまたひと味違って、オーディオ評が示すように、こちらは情報量のたいへん多い伸びやかで輝きのあるサウンドが持ち味だろうと思います。試聴コーナーでは他を圧する感じでひときわ目立つ存在でした。



ヤマハ 『NS-100M』


今ふりかえると、店のほうでトンコン操作とかしていたのかどうか知れないけれど、それでも憎いながらトーンコントロール使っても何しても自分のステレオでは到底出せない、きらびやかでとても魅惑的な音だったような気がします。



オンキョー 『M6Ⅱ』


駅前の電巧堂レコード売り場に設置してありました。僕が実際に聞いたのは、確かこれとよく似た『M6Ⅰ』という機種です。画像がないのでこれでどうか勘弁願いたい。
小音量ではまったく自然な音色で、これと言って特徴といったものがなく、それだけにどんなジャンルにもマッチするのでしょうけど、問題は大音量で鳴らしたときのハードロックの凄まじさ。びっくりするほどの爆発的パワーに度胆を抜かれてしまった! パワーをいくら上げていっても音くずれしないのは、やはりスピーカーの実力だったんでしょうね。ただただ感心しながら、耳つんざきながら聴いておりました。



オンキョー 『MX5』


前述の『M6Ⅰ』と比較すると、個性を持った、いわば、とびっきり上品な音!? パーカッションなど美しさ極まりなく繊細でめっぽう緻密な表現だったと思います。広告評にもありますように、どちらかというとクラシック向きといえるのかもしれません。



JBL 『4311B』


オーディオ店で蒸気機関車の走行音を聴きました。ほんのちょっとでしたが、リアルでドライな響きはさすがにJBLで、人気があるのも頷けるというものです。


その後、これとよく似た『4312BMKⅡ』というのを静岡のCDショップで聴いたのですが、アンプが違うこともあって、『4311B』ともまた微妙に違っていたみたいで、洋楽などメリハリがきいていて分離がよく、いかにもモニタースピーカーといった感じがしました。でもこれ、とても高くて買えない・・・
今も変わらず大人気とあって大きさも手ごろだし、のどから手が出るほどにと言わないまでも一度は使ってみたいシステムです。




JBL 『4343』


秋田のダイエー・デパートで販売しておりました。はじめ、確かトリオのアンプでだったと思いますが、わりとドライで自然でサッパリとした感じだったのが、次に訪れたときには、サンスイのアンプ『AU-X1』でドライブされていて、伸びがよく潤いがあって、たっぷりしていて、すごく余裕を感じました。同じ『4343』でも、アンプが違うとまたこうも変わるものなんですね~。
また次に出かけて行ったときは、残念ながらアンプはちょっと確認できなかったんですが、ちょうど岩崎宏美の「マドンナ達のララバイ」が大音量で鳴っていて、不思議とうるささは感じられず、その凄まじい爆発的エネルギーに圧倒され・・・音圧たるや、とにかくものすごかったです。



テクニクス 『SB-7000』


物凄さだったらこちらも負けていません。いわゆるリニアフェーズの第1号機といわれたスピーカー。「長岡鉄男の日本オーディオ史」にももれなく載ってます。
雑貨屋で見かけたんですが、アンプにより、低音がさらに増強されていたらしく、店中を揺るがすような重低音がたまりませんでした。中高域はごく控えめで温かい音がしていました。



アルテック 『A-7X』


秋田の県立体育館にあったのは確かこの類のヤツだったと思います。
専体連での、体育館いっぱいに響き渡る「星条旗よ永遠なれ」のマーチ。アルテックの大型のスピーカーからかもし出されるメチャクチャライヴな響きの雄大極まりないそのサウンドは、部屋ではとても再現し切れないけれども、まったく同じM・グールド指揮の「スーザ」のレコードを持っていたのは本当に幸運でした。



パイオニア 『S-X4』


静岡の、今は無きY・デパートのCDショップに掲げてあったスピーカーシステム。アンプの機種は残念ながら未確認でなんとも言いようがないのですが、秋田の協働社デパートと同じように反響しないカラッとしたサウンドで、ハイ上がりでしたが嫌味はなくシャープで実にさわやかなものでした。
ただ途中、アンプ故障のためか交換などして音がまるで別物に変化したのがとても興味深かったです。
アンプに、アイワのミニ・コンポ『NSX-880』を代わりに使用していたんですが、スピーカーとの相性があまりよくなかったみたいで、帯域が伸びたのか縮んだのか、それまでのおおらかさが影をひそめ、細やかになった分、さほど音量上がらず頭打ちになってしまったようでした。

余談になりますが、妹もこのアイワのミニ・コンポとまったく同じヤツを持ってまして、実は僕が選んでやったんですけど、壊れて全部捨てちゃったらしいのです。
もちろん同メーカーのスピーカー『SX-880』との相性もよく高低とも十分すぎるくらいに伸びていて大型システム顔負けの馬力のある重低音と透明感のあるどこまでも澄み切った高音はまさしく現代的サウンドといった感じでした。
アイワのミニ・コンポ付属のスピーカーシステム『SX-880』を、手持ちのパイオニアのアンプ『SA-6800Ⅱ』につないでどう音が変わるのか実験したい気持ちも多分にあったのですが、本当に惜しいことしました。



ボーズ 『301』


CDショップ「O店」のスピーカーシステム。アンプ交換前の僕の『CS-F700』にも似たボーカル優先の明るく歯切れの良い音がしていたはずなんだけど・・・。
ほとんど同じかな、と思っていると、先方もアンプを取り替えたのか、また別のワイドで伸びやかで、表情が微妙に変わっていたのにちょっと驚かされました。



ボーズ 『802』


静岡のとある公園で耳にしました。そこではビートルズのヒット曲がかかっていたのですが、シャープでおおらかで余裕のあるサウンド・・・さすが劇場用として使われていただけのことはあると思いました。

ダイヤトーンの広告


確か、パイオニア『プロジェクト700』
を購入してちょうど2年目の夏、自分のステレオがまだまだ不十分だった頃の、しかも駅の売店で初めて買ったFMㇾコパル雑誌の、中でもとびっきりお気に入りの広告です。

旅行した際、このダイヤトーンの30㎝ウーハーへの闇雲なる憧れと相まって、何よりも、再びお邪魔した親戚での 『セパレートステレオ FD-6600』(前述)の超豪華な分厚いサウンドが、例のごとく、ひどく羨ましい‼と感じられたのでした。

ヤマハの広告


これまた
闇雲に憧れての、両機種とも、見るからにいかにも美味そうな音がしていそうで、指くわえて眺めていたヤマハのスピーカー。オーディオにのめり込んで久しい頃のFMㇾコパル雑誌の広告です。

メチャクチャ憧れたと言っても、今となっては懐かしい思い出でしかないので、しかしこれらの両機種、ずっと面白い対比だと感じていたので敢えて載せてみましたが、
「NS-890」など、他に例を見ない爽やかさ!ものすごく切れ味の良い音!とのコンポ専科の評価だったのだけど、・・あぁ、実際ははたしてどんな音がしていたのやら!?





リスニングルーム


雑多なコレクションにオーディオが埋まってる!!


デザイナー・コンポ


オーディオリビングルームへの招待


オーレックス技術は、B5サイズで挑戦した。


飛騨高山


カメラマン・コンポ


スピーカー二刀流

「FMㇾコパル」雑誌より


ちょうどLPレコード真っ盛りの1979年頃だったでしょうか、それぞれお気に入りの、いつまででも居座っていたい憧れのリスニングルームでした。これらを眺めていると、懐かしさと相まって当時のオーディオへの熱い意気込みとかエネルギーみたいなのが伝わってきて元気をもらえるのだが、参考になったのは言うまでもありません。
・・が、しかし、これほどまでに豪華で美しく、さらに贅沢に・・なんて、自分にはとてもとても。。。横長でタタミ一畳分もある例の「JBL 4350A」など、本当に夢のそのまた夢でまったく手の届かないスピーカーでしたから。さすがだと思い、ただただ感心しながら眺めておりました。








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